はまる理由

2010.4.6.

2ヶ月前に「iPhoneを使う」と題して私のiPhoneライフの一端を紹介しましたが、その後も熱中は続き、家に帰って風呂に入ったり、雑用を済ませたりした後は、iPhoneと戯れる毎日です。
(だから、深夜テレビを見なくなってしまった。。。)

2ヶ月ほどは無料のアプリを次から次へとダウンロードして楽しんでいました。
それにひと通り満足すると、次は有料アプリの中から自分が使いそうなものを吟味してダウンロードするようになりました。
その結果、150本以上のアプリを購入し、もうiPhoneのメニュー画面に表示し切れないことになってしまいました。
(という話をすると、たいていの人は呆れるようで、、、当然か。。。)

そして、目下の大問題は「TowerMadness」(タワーマッドネス)というゲームにはまってしまったことです。
詳細は省きますが、タワーディフェンス系のゲームです。常習性が相当高いので逆にお勧めしません。
で、今さらのように、人はなぜゲームにはまるのかということを(もっともらしく)考え始めたわけです。

グラフィックスが美しい、サウンド(効果音)が心地よいということはやはり重要です。
初対面のゲームの第一印象はそれで決まってしまうように思います。これらに「あっ」と思わせるような要素がないと、再び起動されることはないでしょう。

それにプラスして、操作性の良さが必要です。自分の意図する通りに画面(の中の対象物)が動作してくれないと、欲求不満がつのります。
いくら画面がキレイでも、操作性が悪いと敬遠されてしまいます。

そして、はまるかはまらないかを分ける大きな要因とは、初心者でも中級者でも上級者でも楽しめる設定が用意されていることです。
初心者は難易度の低い設定で楽しんでいるうちにゲームに慣れていきます。初心者用の設定では簡単過ぎるなぁと感じたら、中級者用の設定で遊ぶことができます。
そうして十分にゲームに親しむようになると、難易度が高い上級者用の設定で、なかなか思うような結果が得られないときでも、めげずにゲームを続けることができます。むしろ、余計に熱中するようになったりします。
もし初心者がいきなり上級者用の難しい設定を強制されたら、すぐにゲームを放り出してしまうでしょう。
かといって上級者用の設定が無ければ、ゲームが簡単に思われてすぐに飽きてしまいます。

日本人が昔から親しんできたゲームに囲碁と将棋があります。
この2つのゲームにも初心者用の設定が用意されています。
囲碁の場合は、盤面に黒石(初級者が黒石、上級者が白石と決まっています)をあらかじめ配置して、初級者が有利な状態からゲームを開始します。配置する石の数で実力差を調整します。
将棋の場合は、上級者が持ち駒を減らします。実力に差があれば、上級者が飛車も角も外した状態でゲームを開始します。実力に差がなければ、香車一枚だけを外すということもあります。

もうちょっとで手が届く、という目標があれば続けるのが楽しくなります。
ついに「手が届いた」というカタルシスの瞬間、次の「手が届きそうな」目標が目の前に現れるというのが、ゲームの理想ではないでしょうか。
目的達成の「困難さ」と、達成できるという「希望」のバランスが鍵になっているように思います。

私は太極拳を十年以上も続けてきましたが、知らず知らずのうちに、このような目標の切り替えが行われていたようです。
健康のために始めた太極拳でしたが、いつの間にか、それ以外のものになっていました。
太極拳だけではなく、世間にあるメジャーなお稽古事、お茶・お花・書道・着付け・料理・柔道・空手・剣道・弓道などなどには、そうした目標設定の仕組みが用意されていますよね。

昔の人達は、目標達成を渇望する人間の心理の綾をちゃんとわかっていたのだなと、改めて感じます。


TowerMadness TowerMadness
iTunesリンク】 "TowerMadness"



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注意:
本文にも書きました通り「TowerMadness」は危ないゲームです。
お試しの際は自己責任でお願いします。

補足:
「TowerMadness」攻略情報。
iApp Hunter